マスクをしてトレーニングすることの賛否

こんにちは!埼玉県越谷市、春日部市にある自衛隊式トレーニングジム「アーミーフィットネスジム」の伊藤隊長です。
アーミーフィットネスジムでもたまに女性が、マスクを着用したままハードにトレーニングしている人を見かけることがあります。
「心肺機能が強化されそう」というポジティブな意見がある一方で、「単純に危ないのでは?」という否定的な声も根強くあります。
個人的にはマスクは反対派なのですが、今回は、マスク着用トレーニングの「メリット(賛成)」と「デメリット・リスク(反対)」を科学的・実践的な観点から整理し、最終的にどう向き合うべきかをまとめました。
賛成派の意見:マスク着用によるメリット
1. 呼吸筋(インナーマッスル)への刺激
マスクをすると空気の出入りが制限されるため、呼吸をする際により強い力が必要になります。
これにより、肋間筋や横隔膜といった「呼吸筋」が鍛えられるというメリットがあります。
一種のレジスタンストレーニング(負荷運動)のような効果を呼吸器官に与えることができます。
2. メンタル面の強化(タフネスの向上)
息苦しい環境下で運動を続けることは、強い精神的な忍耐力を求められます。
この「あえてキツい状況を作る」ことで、試合や極限状態における精神的なタフネス(コントロール力)を養う目的で行うアスリートもいます。
⚠️ よくある誤解:高地トレーニング効果はない 「低酸素マスク」なども市販されていますが、これらは空気の「量」を制限するだけで、標高が高い場所のように「酸素濃度」を下げるわけではありません。そのため、赤血球を増やして持久力を劇的に高めるような、いわゆる本物の高地トレーニング効果(低酸素効果)は期待できないというのが一般的な科学的見解です。
反対派の意見:マスク着用によるデメリットとリスク
1. 運動パフォーマンスの低下(本末転倒のリスク)
最大のデメリットは、酸素摂取量が減ることでトレーニング全体の強度が落ちてしまう点です。
例えば、ウエイトトレーニングで100kgを狙えるはずの人が、息苦しさのせいで90kgしか上がらなくなったり、目標回数に届かなかったりします。
これでは、筋肉や心肺機能に十分な過負荷をかけることができず、結果としてトレーニング効率が下がってしまいます。
2. 健康上のリスク(酸欠・熱中症)
特に夏場や高強度の運動時、マスク内は高温多湿になります。
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二酸化炭素の再吸入: 自分が吐き出した二酸化炭素を再び吸い込む割合が増え、頭痛、めまい、吐き気(酸欠症状)を引き起こす原因になります。
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熱中症リスクの向上: 呼吸による体温調節(熱の放散)が妨げられるため、深部体温が上がりやすくなります。
メリット・デメリット比較まとめ
| 項目 | マスクあり | マスクなし(通常) |
| 呼吸筋への負荷 | 🔴 高い(鍛えられる) | ⚪ 普通 |
| 最大出力・運動強度 | ❌ 下がる(追い込みにくい) | 🟢 最大限に発揮できる |
| 安全性(酸欠・熱中症) | ⚠️ リスクあり(要注意) | 🟢 安全性が高い |
| 主な目的 | 呼吸器官の意識、精神修行 | 筋肥大、パワー向上、持久力向上 |

伊藤隊長の結論:どう取り入れるべき?
結論として、「一般的な筋力アップやボディメイクが目的なら、基本的にはマスクなしで、100%の力を出し切る方が圧倒的に効果的」です。
もし、スポーツの特性上(格闘技のスタミナ強化など)や、環境への配慮でマスクを着用してトレーニングを行う場合は、以下のルールを徹底してください。
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高重量・高強度のセットでは外すか緩める(インターバル中に呼吸を整える)
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「綿」ではなく、吸汗速乾・通気性に優れた「スポーツ専用マスク」を選ぶ(水分を含んだ綿マスクは窒息のリスクがあります)
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少しでもめまいや頭痛を感じたら、すぐに運動を中止して外す
トレーニングの目的は「安全に、狙った効果を出すこと」です。
自分の体調と目的に合わせて、賢く選択していきましょう!
それでは、また。
追伸
マスク着用のデメリットは他にもたくさんあります・・・
TPOに応じて適時適切に使用しましょう(^^)/


